旬を懐かしむ『こよみ乃ごはん』

旬のものって、なぜか心躍らされる♡旬は、カラダがその時期欲しているから旬なのであると同時に、それに触れることで季節感や風情を感じることができるからワクワクするのだろう。そんな旬を追い、季節を感じることで、自然のリズムを知り自然と調和した自分を作り出してもらえればと思います。ローフードスクールを7年やってきて導き出した、自然のリズムで生きるライフスタイルのカケラをこの場で提案出来ればと思います。

リマインダ67.せりすなわちさかう

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皆さん、こんにちは^ - ^

旬を懐かしむ「こよみ乃ごはん」×ももせあつしです♪

1/5からこよみは67.小寒 芹乃栄(しょうかん せりすなわちさかう)になりました。移りゆく季節から自然のリズムを感じ、自然とのつながり、うちなる自分自身を懐かしみましょう。

 

こよみは小寒になりました。こよみって面白いです‼︎年末年始はあんなにポカポカ暖かったのに、ちゃんとこよみが変わるタイミングでそのようになります。昔の人がちゃあんと自然の移り変わりを感じてこよみを考えたのが伺えますね。寒の入り。寒とは寒さが1番厳しい時期のことです。
せりすなわちさかうの芹は、七種(ななくさ)粥の具になるあの芹。芹は花を咲かせるのは夏ですが、生え始めるのがこの頃です。(下の写真は春の芹)

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1ヵ所から競り合うように生えることから、その名がついたと言われています。日本各地にあり、自生も栽培でも良く育つことからかなり昔から日本人の食生活に欠かせなかった芹。その料理も数多くあり、古いレシピだと室町時代からその調理法が紹介させているとか。それが「せり焼き」です。調理法はいたってシンプルですが、まず焚き火で石を焼き、石が熱くなったところに芹を乗せてむしろや藁で覆い、芹がしんなりしたところに醤や柚酢をかけて食べていたようです。栄養価が高く入手もしやすので、武士たちが戦の際に食べていた絵が浮かびますねー笑。競り合いに勝つという縁起もかついでいそうですよね‼︎

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最後に、

芹のような野草は個性も強く春を感じられる楽しい食材のひとつですが、素材のうま味を増すために上手にアク抜きをすることも大切。若杉ばあちゃんに教わった「醤油洗い」を紹介しておきますね。

 

醤油洗いの仕方
①アクの強い食材を塩ゆでをして冷水にさらす。②水:醤油=7:3の割合にした醤油割に15分~20分漬ける。③しっかりと絞り完成。醤油はアクがでてるので捨てる。

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2017年もいよいよ始まりましたね^ - ^

今年をどんな年にするか、皆さんは考えましたか?

僕は、今年は自分が植物のチカラを生活に取り入れていくだけでなく、どんどん周りの人たちを巻き込んでいこうと思っています‼︎皆さんも巻き込まれてくださいね笑。ですので、今年も植物力研究室Gut feeling room、旬を懐かしむ「こよみ乃ごはん」、旬のおやさい御用聞き「みつばちハッピ」をよろしくお願いします^ - ^



 

◆リマインダって何?

「こよみ乃ごはん」では、旬を感じ自然とのつながりを感じて生きていくことが自分自身の健康や美を保つ大切なキーワードだと捉えています。

しかし常に意識し続けることはなかなか難しいもの。

そこで5日にいっぺん届く「こよみ(七十二候)」をリマインダとし、日々移りゆく自然のリズムを自身のリズムとして身につけていただこうと考えております。

七十二候(しちじゅうにこう)とは、古代中国で考案された季節を表す方式のひとつ。二十四節気をさらに約5日ずつの3つに分けた期間のこと。

各七十二候の名称は、気象の動きや動植物の変化を知らせる短文になっていて、古来から農業など自然に関わる仕事の目安になってきました。

こちらのblogでは、七十二候の解説とともに、旬のやさいや料理の紹介や日本の良さをお伝えし、皆さんとともに自然のリズムで生活する知恵を共有することを目的としています。