リマインダ69.きじはじめてなく
皆さん、こんにちは^ - ^
旬を懐かしむ「こよみ乃ごはん」×ももせあつしです♪
1/15からこよみは69.小寒 雉始雊(しょうかん きじはじめてなく)になりました。移りゆく季節から自然のリズムを感じ、自然とのつながり、うちなる自分自身を懐かしみましょう。
きじはじめてなく。キジの鳴き声を聞き始める時期です。
キジは日本の国鳥とされています。
ご存知でしたか?
今では一万円札の裏くらいでしか見ないですが、日本固有種で日本全国に分布しています。
ちなみに、国旗は日の丸、国歌は君が代、国鳥はキジ、国花は桜と菊、国菌は麹(こうじ)、国石は水晶、国草は大麻草、国魚は錦鯉、国蝶はオオムラサキ…と言われています。もちろん、法的に定められたものでないほうが多いのですが、我々ってあまり日本のことを知らないですねf^_^;
その謂れや由来を改めて調べてみると意外な発見があるかも知れませんね。
さて、キジに話を戻しますが、我々は意外なところでキジの行動を表した言葉を使っています。
ひとつは、「頭隠して尻隠さず」。
これはキジが追われ草むらに隠れた時の姿を表しています。
もうひとつは、「けんもほろろ」。
こちらは人の相談などを無愛想に断ることを言いますが、ケーンケーンと鳴いたかと思うとほろろ(飛び立つ翼の音)と言ってしまう様から出来たようです。
桃太郎にもキジは出てきますし、キジ丼、キジ蕎麦、食べ物としても知名度高し。そう考えるとやはり国鳥と言われる件も納得出来るかと思います笑。
そうそう。キジはケーンケーンと鳴くんですって。
恒例の鳴き声動画をリンクしてみました笑。
ね!ケーンケーン⁇
まあ、だいたいケーンケーン。
これから春が近づくとたくさんの鳥の鳴き声を耳にする機会も増えてきます。そんな時、鳥の鳴き声が聴き分けられるようになっていると、今までスルーしていたものが急に身近に感じられるはず。自然と共に歩むって、まずは興味を持って近づくことから始まるものかもしれません。ケーンケーンの声に氣づけると嬉しいですね‼︎
さてさて、最近の急激な寒さに加え、鳥の話題も出てきたので、今日はさらに鳥のカラダの知恵に学ぶダウンジャケットの着方術をお伝えします‼︎
これは以前アースデイか何かのイベントに参加した時に、たまたまアウトドア防災ガイドのあんどうさん(だったと思います…)に教えていただいた内容で、僕も実践しているもの。昨日の深夜の氷点下の氣温の中もTシャツ、ダウン、パーカーの3枚でフラフラしてても汗ばむくらいでしたから♡
寒いとつい厚着しがちですが、、、
そこのあなた!
ダウンの下にたくさん服を着込んでいませんか?
あなたの厚着、実は意味がないんです‼︎
そーなんです‼︎
鳥の羽毛は体温で暖まると羽をふくらませ、その膨らんだ羽が空氣をたくさんつかまえて空氣の壁という断熱層を作り、暖がとれる構造になっています。だから、熱源である体温から離してしまうと、せっかくの羽毛の性能が発揮できなくなってしまうんだそう…涙。
鳥は平均体温37℃台。ですので我々もダウンの下は素肌かTシャツに直接きたほうが実はしっかりふっくらと羽をふくらますことができ、暖かい♡
そして、以前もblogに書きましたが、風が体温をうばうこと、羽毛は水に濡れると羽をしぼめてしまい空氣を蓄えられないこと、という点からダウンの上に撥水機能のあるアウターを1枚羽織るのが一番良い。この時、厚手のものだとやはり折角出来た空氣の層を薄くしてしまうので風を通さない薄手のものがベストですね‼︎
今時のダウンジャケットは撥水機能に優れているものも多いですが、シトシト降る雪は徐々に水分が染み込んできますから、アウターダウンよりはインナーダウン。そして、雨の日はダウンは控えるほうが寒さ対策としては得策なのですねー。
あ、布団も同じですよ。羽布布団と自分の間に毛布を挟んでは羽毛の意味がないんです。体温、羽毛、上に軽いタオルケットか毛布をかける。か、敷布団の上に毛布で羽毛布団は直が一番暖まるのですね。
自分の持つチカラを最大限に活用し、
そこに動植物の知恵を使わせていただく‼︎
まさに、「こよみ乃ごはん」が目指すところですね‼︎
皆さんもダウンの正しい着こなし方、ぜひ試してみて下さい^ - ^
ちなみに冒頭の写真は冬の野菜、大根と水菜。
京都では水菜が出回る時期は一番寒い時期と言われているそうです。写真は二十日大根と紫水菜。寒い時期でも暖色系の野菜は食卓に華を添えます。カラフル野菜で視覚的に暖をとるのも大切ですねー‼︎
加熱調理は、栄養価が下がるものが多いので、生と加熱のバランスを大切にしましょう。
◆リマインダって何?
「こよみ乃ごはん」では、旬を感じ自然とのつながりを感じて生きていくことが自分自身の健康や美を保つ大切なキーワードだと捉えています。
しかし常に意識し続けることはなかなか難しいもの。
そこで5日にいっぺん届く「こよみ(七十二候)」をリマインダとし、日々移りゆく自然のリズムを自身のリズムとして身につけていただこうと考えております。
七十二候(しちじゅうにこう)とは、古代中国で考案された季節を表す方式のひとつ。二十四節気をさらに約5日ずつの3つに分けた期間のこと。
各七十二候の名称は、気象の動きや動植物の変化を知らせる短文になっていて、古来から農業など自然に関わる仕事の目安になってきました。
こちらのblogでは、七十二候の解説とともに、旬のやさいや料理の紹介や日本の良さをお伝えし、皆さんとともに自然のリズムで生活する知恵を共有することを目的としています。