旬を懐かしむ『こよみ乃ごはん』

旬のものって、なぜか心躍らされる♡旬は、カラダがその時期欲しているから旬なのであると同時に、それに触れることで季節感や風情を感じることができるからワクワクするのだろう。そんな旬を追い、季節を感じることで、自然のリズムを知り自然と調和した自分を作り出してもらえればと思います。ローフードスクールを7年やってきて導き出した、自然のリズムで生きるライフスタイルのカケラをこの場で提案出来ればと思います。

リマインダ9.なむしちょうとなる

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皆さん、こんにちは^ - ^

旬を懐かしむ「こよみ乃ごはん」×ももせあつしです♪

3/15からこよみは9.啓蟄 菜虫化蝶(けいちつ なむしちょうとなる)になりました。移りゆく季節から自然のリズムを感じ、自然とのつながり、うちなる自分自身を懐かしみましょう。

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菜虫とはアブラナ科の植物(大根、小松菜、カブ、白菜など)を食べる昆虫の幼虫の総称。特にモンシロチョウを指します。この時期は越冬したサナギが羽化し、蝶になる時期。黄色い菜の花に目をやると、冬の間見られなかったモンシロチョウを見かける。再び訪れる春に僕は勇氣をもらいます笑^ - ^

 

妖艶な色合いの翅を持つ蝶は古来より儀式や芸術のモチーフにされ人々に愛されてきました。

 

古代エジプトではオリシスの象徴、古代ギリシャでは霊魂の化身として見られてきました。

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幼虫の時は元氣に動き回るアオムシが、サナギになると棺に入ったような姿に変わる。そして、それまでの姿とは全く違う翅の生えた生き物が出てくる…。科学と研究の進んだ現代でさえ、蝶の生体は解明されておらず、神秘的なままであるのですから、古代にそれが復活の姿に見えるのもわからないことではないと思います。

 

このような生き物の生態を「完全変態」と呼ぶそうです。

おや?

今何人かの方、

完全変態」と聞いてニヤニヤしましたね⁇

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違います笑^ - ^

あなたのお好きなプレイ的なものでないですよ‼︎

アオムシ→サナギ→蝶みたいに完全に姿を変える昆虫のこと。

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蝶はサナギの時代には、脳などの神経系と一部の筋肉を残して、体内はドロドロの未分化の状態になり、成虫の体につくり変えられるのだそう。一度出来た身体を溶かして再構築するって、なんだかとても神秘的なプロセス♡

変態道って奥が深いです笑‼︎大好きです‼︎

 

また、蝶は1シーズンで数世代を経過します。モンシロチョウは東京あたりだと、1年に6世代以上を経過するそうです(モンシロチョウの成虫の寿命は約2週間)。ですので、すべてのサナギが越冬するわけでなく、春から蝶→①卵→アオムシ→サナギ→蝶→②卵→アオムシ→サナギ→蝶→③…を繰り返し、6世代目あたりが越冬をします。

越冬中のサナギは、夏のサナギとは生理的に異なり休眠状態になるのだそう。

昼の長さが短くなる秋を感じた蝶は休眠サナギを形成。休眠状態の昆虫は、寒さや乾燥に強く、冬の寒さを数カ月経験することでまた休眠から目覚め、暖かく(日照の長く)なる春になると羽化します。

ですので、春の成虫と夏の成虫は色やサイズに違いがでます。モンシロチョウは、春型(休眠サナギが羽化したもの)は黒い紋が小さく、雄にはほとんど黒紋がないものもいるそうです。アゲハは、春は小型で明るい色合い。夏は大型で黒くなるようです。

面白いですねー♡

またひとつ地球の神秘、生き物の神秘に触れてしまった♡

こよみ乃ごはんのリマインダblog→蝶を探す→黒紋チェック→地球の神秘を感じる、思う→我々も地球の一部。また感動‼︎→菜の花を見たから、夕飯には菜花の昆布締め♡

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というサイクルになってもらえればと思います。

そして、

来週の「みつばちハッピ」のおやさいは、白菜の菜花、小松菜の菜花、のらぼう菜の菜花の「春の菜花まつり」。絶賛やさいの予約受付中です‼︎

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こよみ乃ごはんレッスンでは、タイミングが合えば菜花の食べ比べをしまーす♡

今からとっても楽しみです‼︎

 

あ、冒頭の写真はお友達にいただいた今年搾りの手作り生醤油 、火入れ醤油、醤油もろみ。3年前からこちらのお醤油をいただいていますが、菌と参加者と天氣が創り上げるハーモニーなので、こちらのお醤油の味も毎年変態なんです。あ、造り手のこだわりが変態というか、もうとにかく美味しくて、醤油かけごはんで美味しくいただけるわけです笑^ - ^

今年もありがとうございます‼︎

八百屋さんやらせてもらってるTram stop tokyoさんで、明石やさいを使ったキャロットケーキもいただいてきましたー^ - ^

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◆リマインダって何?

「こよみ乃ごはん」では、旬を感じ自然とのつながりを感じて生きていくことが自分自身の健康や美を保つ大切なキーワードだと捉えています。
しかし常に意識し続けることはなかなか難しいもの。
そこで5日にいっぺん届く「こよみ(七十二候)」をリマインダとし、日々移りゆく自然のリズムを自身のリズムとして身につけていただこうと考えております。
七十二候(しちじゅうにこう)とは、古代中国で考案された季節を表す方式のひとつ。二十四節気をさらに約5日ずつの3つに分けた期間のこと。
各七十二候の名称は、気象の動きや動植物の変化を知らせる短文になっていて、古来から農業など自然に関わる仕事の目安になってきました。
こちらのblogでは、七十二候の解説とともに、旬のやさいや料理の紹介や日本の良さをお伝えし、皆さんとともに自然のリズムで生活する知恵を共有することを目的としています。