リマインダ10.すずめはじめてすくう
皆さん、こんにちは^ - ^
旬を懐かしむ「こよみ乃ごはん」×ももせあつしです♪
3/20からこよみは10.春分 雀始巣(しゅんぶん すずめはじめてすくう)になりました。移りゆく季節から自然のリズムを感じ、自然とのつながり、うちなる自分自身を懐かしみましょう。
春分とは、太陽が真東から昇り、真西に沈む日。昼と夜の時間がほぼ一緒になる日でもあり、日本でも世界でも季節のターニングポイントとして、昔から大切にされた日です。
仏教では太陽の沈む西は、西方浄土と呼ばれ、仏様の住む極楽浄土の方向。真西に太陽が沈む春分から前後3日は春のお彼岸とし、先祖供養をちゃんとすることで極楽浄土される、と考えられてきたそうです。
また、太陽の通り道をつなぐレイラインも、春分の時は、千葉県の玉前神社の真東から登り、寒川神社、富士山頂、日蓮宗の聖山 七面山、琵琶湖竹生島の弁財天社、大江元伊勢のご神体山である日室岳、中国地方の大山の大神山神社、そして出雲大社まで。本州の有名パワースポットを横断するという面白い日でもあります。
世界にもこの日を意識して建てられた遺跡があります。
マヤ文明の世界遺産 メキシコのチチェンイッツァのピラミッドには春分と秋分の日だけヘビの神様が降臨。
(https://matome.naver.jp/m/odai/2142522175841831301)
イースター島のモアイ像も春分(秋分)の日の日没の方向を見つめている。
(https://matome.naver.jp/m/odai/2141751237755360301)
アンコールワットは西向きに建てられており、春分の日には太陽神ヴィシュヌを祀った祠の後ろから朝日が昇る。
(http://krorma.com/magazine/utsusu-18/)
などなど、春分は、始まる、太陽、などをキーワードとして昔から意識されてきたわけですね♡
ヨーロッパでも春分からを春の始まりとしています。
そして、占星術の世界では12星座の始まりであるおひつじ座が始まるこの日を1年の元旦としているんですって。2017年の本格的な始まりが来た‼︎ということですね。
と春分を調べていくと日本のみならず世界中でいろいろなことがありますが、まとめると『始まりの日』ということです。
ですから、
今日はこれからの自分の方向性を見つめ直し、決意を新たにする時間をとることがオススメです‼︎
僕も先日、数秘術の先生でもあり、デザイナーとして、イベントから企業の新規企画までさまざまなプロデュースをしている徳島在住のAZ氏と雑談兼近況報告会。お互いの今やっていることを話し合い、新たな知恵を得るという大切な時間をとってきました。
そうそう、決意を新たに‼︎とかいうと、すぐ肩に力がはいる人もいますが、こよみ乃ごはん的スタイルとしては、、、
お彼岸ですしぼた餅でも食べながら、心穏やかに、自然を感じてみることをオススメします。
春分もそうですが、自然は一定のリズムを常に保っています。そうやってずーと続いています。
我々の頭で考える場合、その判断基準は過去の経験であり、たったの数十年ほどの経験。そんな判断より悠久の自然のリズムを感じ、うちなるつながりから湧き出すこと(イメージ)にフォーカスをあて、行動していくと今以上に人生楽しくなってくるのではないでしょうか^ - ^
さてさて昨日は、いろいろ良くしていただいている武州里神楽の10代目家元 石山先生とホテルオークラのお花を全館飾る石草流いけばなの次期家元 奥平先生のコラボイベントがあり、受付を手伝わせていただきつつ、行ってきましたー‼︎
春分前夜にとっても幸せな舞台を見させてもらいました。
舞台が神社になって、神様へのご神事を身近で見せていただいたよう♡
あな清け(さやけ)
あな面白(おもしろ)
あな楽し(たのし)
おけおけ
石山先生演ずる宇受売(うずめ)の舞、神楽のサウンド、八百万の神々と化した観客の謡と手拍子。
暗闇になった世の中に再び天照(な、なんと奥平先生♡)が現れるシーンは、神々しいとかいうより、ただただ楽しかったです♡
最後に配られたご神饌もしっかりゲットしましたしね笑。
今年も相当ツイていますね‼︎
皆さんといろいろからめることも楽しみにしています。
ちなみに、すずめはじめてすくうとは、雀が巣を作り始める頃のこと。
雀はもともとは野の鳥だったようですが、長い年月にわたって人とかかわり合ううちに、人が住まなくなると雀も消える、と言われるまでになった鳥です。
雀が巣を作る姿を見て春を感じるって素敵ですねー。
最近、東京では雀を見かけることはほとんどありません…。
人が住まなくなると雀が消えるということは、逆に雀が住まなくなったところは人が住むところ⁈なんでしょうかねーf^_^;苦笑。いろいろ考えさせられますね笑。
◆リマインダって何?
「こよみ乃ごはん」では、旬を感じ自然とのつながりを感じて生きていくことが自分自身の健康や美を保つ大切なキーワードだと捉えています。
しかし常に意識し続けることはなかなか難しいもの。
そこで5日にいっぺん届く「こよみ(七十二候)」をリマインダとし、日々移りゆく自然のリズムを自身のリズムとして身につけていただこうと考えております。
七十二候(しちじゅうにこう)とは、古代中国で考案された季節を表す方式のひとつ。二十四節気をさらに約5日ずつの3つに分けた期間のこと。
各七十二候の名称は、気象の動きや動植物の変化を知らせる短文になっていて、古来から農業など自然に関わる仕事の目安になってきました。
こちらのblogでは、七十二候の解説とともに、旬のやさいや料理の紹介や日本の良さをお伝えし、皆さんとともに自然のリズムで生活する知恵を共有することを目的としています。