リマインダ62.くまあなにこもる
皆さん、こんにちは^ - ^
旬を懐かしむ「こよみ乃ごはん」×ももせあつしです♪
12/12からこよみは62.大雪 熊蟄穴(たいせつ くまあなにこもる)になりました。移りゆく季節から自然のリズムを感じ、自然とのつながり、うちなる自分自身を懐かしみましょう。
くまあなにこもる=熊の冬眠。
と聞いても、、全くピンときませんよねf^_^;笑
しかし実は昨今研究者の間では、
熊の冬眠が我々の脳卒中や糖尿病の改善のヒントになるのではないかと注目を集めているそうなんです‼︎
熊の冬眠、非常に面白いです笑。
主な特徴としては、
◆冬眠中、覚醒する(起きる)とこはない。
◆冬眠中も体温を維持している。(−3〜5℃)
◆数ヶ月動かずにいても骨が退縮することがない。
◆冬眠中に一切摂食・排糞・排尿を行わない。
◆妊娠したメスは冬眠中に分娩し授乳も行う。
スゴイですよね!
熊はリスなど小動物のように冬眠中に起きて摂食しないため、秋に高タンパクなドングリなどを一氣に過食し体内に貯めた脂肪をエネルギー源として、数ヶ月を過ごします。また冬眠中は一切排尿を行わないことから、排糞や排尿を再利用するたんぱく質再生機構をもっていると考えられています。
このような生態から、、、
疾患:脳卒中
ヒント:冬眠中のホッキョクジリスの脳内血流は通常の1/10まで低下する。一般に,そんな酸素欠乏状態では脳卒中を起こすが,このリスはひと冬をちゃんと生き延びている。代謝を夏場の2%に低下させ,生命維持に必要な酸素量を非常に少なくしているからだ。脳卒中で倒れたばかりの患者の代謝を救急救命士が同様に低下させることができれば(例えば体を冷やすなどして),恒久的な脳損傷を防げるかもしれないと,アラスカ大学フェアバンクス校の生物学者バーンズ(Brain Barnes)はいう。
疾患:糖尿病
ヒント:太りすぎの人はインスリンに反応しなくなることが多い。このホルモンは細胞が血液から取り込む糖の量を調節しており,血中の糖が多すぎると2型糖尿病になる。しかしハイイログマは秋に体重が45kg以上も増えるのに,糖尿病にはならない。ハイイログマの脂肪細胞は冬が近づくとインスリン感受性が高まり,糖を処理して保存できるようになることが最近の研究でわかった。バイオテクノロジー企業のアムジェンは,クマのインスリン感受性を調節しているのと同じタンパク質を糖尿病患者で変化させたら同様の効果が得られる可能性があるとみて,研究を進めている。
(日経サイエンス 2015 3月号より引用)
と、脳卒中や糖尿病の研究対象になっているようです。はやり自然界は意味があって出来ていますね‼︎
今日も自然に目を向け、自然のリズムで生活していきましょう。
今日は港区のオーストラリアン⁇なカフェ
「トラムストップ」さんでこのblog書いてます。
お花のご縁がキッカケで今後ローフードのワークショップやいろいろやらせてもらいます^ - ^
マクロビケーキやローフードのケーキもメニューにある素敵なお店です。そして、何よりスタッフの皆さんの意識が高い‼︎偶然なキッカケでしたが、無理なく話がスススーと進んでいき、やっぱこういうことってあるんですねー笑。これから楽しみです♡
◆リマインダって何?
「こよみ乃ごはん」では、旬を感じ自然とのつながりを感じて生きていくことが自分自身の健康や美を保つ大切なキーワードだと捉えています。
しかし常に意識し続けることはなかなか難しいもの。
そこで5日にいっぺん届く「こよみ(七十二候)」をリマインダとし、日々移りゆく自然のリズムを自身のリズムとして身につけていただこうと考えております。
七十二候(しちじゅうにこう)とは、古代中国で考案された季節を表す方式のひとつ。二十四節気をさらに約5日ずつの3つに分けた期間のこと。
各七十二候の名称は、気象の動きや動植物の変化を知らせる短文になっていて、古来から農業など自然に関わる仕事の目安になってきました。
こちらのblogでは、七十二候の解説とともに、旬のやさいや料理の紹介や日本の良さをお伝えし、皆さんとともに自然のリズムで生活する知恵を共有することを目的としています。